映画「隠し砦の三悪人」（５８年）から５作品の黒澤作品に撮影助手として関わってきた名カメラマンの木村大作監督（７９）が２７日、都内で、Ｖ６の岡田准一（３７）主演の時代劇映画「散り椿」（９月２８日公開）完成披露試写会に出席し、インスタグラムデビューを飾った。

　舞台あいさつ終了間際に映画の宣伝も兼ねてインスタを開始することを発表した。普段はガラケーでスマホを扱うのも初めてという木村監督は観客をバックに岡田らキャストの撮影を開始したが、手慣れたカメラとは扱いが違うだけに、苦戦を強いられた。

　「スマホでは初めて」とスマホの画面をタップするも指が掛かっているとスタッフから指示が入り、ボタンを押せば連射音が鳴り響き、「ピントあってんだろ？」と確認もした。“カメラ”を握るとスイッチが入るようで、「合図したらワーとやって」と観客に指示を出すも、盛り上がりが不満な様子をみせ、「それぐらいじゃＯＫしないよ！」と素人にも容赦はなかった。

　今後も続けるといい、「みんなより（スマホの撮影が）下手かもしれない。フォローしてくれないと恥かくからね」とお願いも忘れなかった。