喜劇の祖として知られる曽我廼家五郎さんの生誕地である大阪府岸和田市で１９日、没後７０年の節目に生誕地記念碑が建立された。

　同日、除幕式も行われ、松竹新喜劇代表の渋谷天外らが来賓として参加。天外は五郎さんの系譜となる「曾我廼家」の名を復活させる意向を示した。

　現在、「曾我廼家」を名乗っているのは俳優の曾我廼家文童ら６名。しかし、五郎さんの系譜は一人もいないという。

　天外は「現在、五郎先生の系譜となる曽我廼家は一人もいない。松竹に働きかけて曽我廼家五郎さんから曽我廼家の名前をいただけたらいいなと、そういう話を進めている」と説明。その上で「今から４～５年くらいで。私の目の黒いうちに」と話し、「何年かで、五郎系の曽我廼家が生まれてくると思いますので宜しくお願いします」とあいさつした。