俳優の佐野岳が１４日放送のフジテレビ系ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」（火曜、後９・００）の第５話で親子の関係に距離のある青年役を演じる。放送を前に佐野は「家族とは何かを考えさせられた」と制作する関西テレビを通じて、コメントを寄せた。

　ドラマは女優の吉岡里帆演じる新人ケースワーカーの義経えみるが生活保護の現場を舞台に、新人公務員として奮闘し、現場で成長していく物語。第５話では経験を積んでいるベテランケースワーカーでも判断が難しいケースにえみるが直面する。

　佐野は「第５話は愛がある故に問題が起こる家族のお話です」と物語を紹介。「家族という繋がりが鎖になるのか、絆になるのか自分でも改めて家族とは何かを考えさせられた回だなと思いました」と語った。

　同ドラマでは生活保護をテーマに、これまで不正受給疑惑などを扱ってきた。佐野は「すごく挑戦的なドラマだと感じていて、難しい題材をポップに、そして丁寧に描いている作品だと思っています」とコメント。「しっかり役を全うしなければという強い責任を感じました」と撮影を振り返っていた。