シンカリオン 奇跡のエヴァコラボ回がSNS席巻 緊急再放送決定

 11日に放送されたアニメ「新幹線変形ロボ シンカリオン」(土曜、前7・00)の第31話が“神回”と話題沸騰中だ。人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」とのコラボ回で、早朝アニメとしては異例の盛り上がり。もはや“エヴァの新作”と呼んでもいいほどの仕上がりにSNS上には歓喜の声が踊った。一時、ツイッターのトレンドランキングでトップ10のほとんどを関連ワードが占領。通常回の10倍以上となる12万5000ツイート超えの祭りが起こる“奇跡のコラボ”となり、緊急再放送が決まった。

 「シンカリオン」は、特務機関「新幹線超進化研究所」が開発した、日本各地の実在の新幹線たちが変形した巨大ロボット。巨大怪物体と呼ばれる敵たちが「エヴァ」の使徒を思わせたり、どちらも子供たちがロボットの適合者だったりと、2作はなんとなく共通点を感じさせていた。

 31話に登場するのは、2015年11月から今年5月までエヴァをモデルに運行された新幹線「500 TYPE EVA」が変形したロボット。17年10月に「シンカリオン」のプロジェクト参加企業であるタカラトミーが「500 TYPE EVA」のプラレール化を実現し、アニメのコラボ計画に発展していった。

 「シンカリオン」側が持ち込んだ企画だったが、「エヴァ」の版権を管理するグラウンドワークスも全面的に協力し、話はとんとん拍子に進んだという。5月5日放送の第17話には「500 TYPE EVA」が壮大な前フリとして登場し、31話へとつながっていった。

 結果としてタカラトミーが、公式ツイッターで「アニメ史に残るコラボ実現します。シンカリオン知らない人もとりあえずエヴァ新作だと思ってご覧ください」とつぶやいたように、コラボの枠に収まらない“エヴァの新作”が完成した。

 碇シンジや綾波レイらオリジナルキャラクターと声優陣が集結し、敵として「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の使徒が合体した「キングシトエル」なる巨大怪物体も出現。「残酷な天使のテーゼ」などBGMにエヴァ曲が惜しげもなく使用された。

 エヴァ曲は、権利の問題で「ティーバー」などの見逃し配信では使えず、TBS系のテレビ放送のみ聞ける限定仕様。反響を受けて、急きょTBS関東ローカルでの再放送が決定した(13日25時3分)。BGMを含めた完全コラボ版を見られる“最後”のチャンスとなる。

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