俳優の常田富士男（ときた・ふじお）さんが１８日に脳内出血のため亡くなっていたことが１９日、分かった。８１歳だった。

　常田さんは、１９７５年１月から９４年９月までアニメ番組「まんが日本昔ばなし」の声優を務め、市原悦子と２人だけで、全１４６８話の登場人物・キャラクターの声を分担で担当した。

　「－日本昔ばなし」は主にＴＢＳ系の土曜午後７時枠で放送された昭和を代表する人気番組。７５年１月７日の初回を「こぶとり爺さん」と「笠地蔵」でスタートした。

　全放送の視聴率平均は関東地区１８・１％、関西地区２０・９％。

　最高視聴率は関東地区が８１年１月１０日の３３・６％で「二つ道のおいはぎ」「宝の下駄」を放送。関西地区は８０年１０月４日の３９・８％で「縁持ち狸」「あずき峠」の放送回だった。

　０５年１０月から１年間に再放送された。（数字はビデオリサーチ調べ）