羽生竜王100期持ち越し 棋聖戦第5局で豊島八段に敗れる

 将棋の第89期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第5局が17日、都内で行われ、通算タイトル100期に王手を掛けていた羽生善治棋聖・竜王(47)は、挑戦者の豊島将之八段(28)に108手で敗れ、通算成績2勝3敗で棋聖位を失冠した。豊島新棋聖は初のタイトル獲得となった。

 羽生竜王は振り駒で先手番となり、戦型は角替わり腰掛け銀に。中盤から「ちょっと攻めが無理だったかもしれない」とリードを許し、劣勢のまま無念の投了となった。通算100期へ足踏みとなってしまった羽生竜王は「また次の機会というか、次の舞台の時に目指してやっていければ」と、10月11、12日から始まる第31期竜王戦での防衛に向け、淡々と話した。

 初タイトルの豊島新棋聖は「まだ実感がないのですが、目標としていたので良かった」と静かに喜びを表した。これで八大タイトルを8人の棋士で分け合う形に。2冠以上の棋士が不在となったのは、1987年10月21日から11月26日までの間以来、31年ぶり。

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