吉川美代子アナ、男社会の過酷パワハラで円形脱毛症に…今の女子アナに「馬鹿野郎」

 元TBSの吉川美代子アナウンサー(64)が、1日放送のカンテレのバラエティー「マルコポロリ!」(日曜、午後1・59)に出演した。

 吉川アナは77年にTBSに入社し、5年目に朝の全国ニュースのキャスターに抜てきされた。しかし当時、報道は完全な男社会で、女性が異例中の異例でキャスター起用されたことに猛反発があり、「女のくせに政治経済やりたいとは何事だ」「俺の書いた原稿、女の声で読ませないで」と言われ、重圧から円形脱毛症になったこともあったと明かした。

 吉川アナは「今だったらパワハラですよね。励ましてくれる先輩もいましたが、プレッシャーで、私が失敗したら、2度と女性が報道をやれなくなる、女性の道を閉ざすと思いました」と回顧。午前3時起きの生活だったが、女性は原稿を読んでいればいいと思われるのが嫌で、朝のニュース出演後は、昼ニュースの裏方や、都庁などに取材に行っていたという。

 そのうえで吉川アナは、最近の女子アナを取り巻く状況を「今は研修終わったばかりの若い女子アナがニュース読むと『あの子、大丈夫かな』と報道局中が心配そうに見て、読み終わったら皆で拍手するんですよ。えらいね、えらいねって。それで、女子アナがふうぅ~って泣いて。馬鹿野郎です。ほんとに」とお怒りだった。

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