穴見議員 がん研究財団の理事…がん患者に「いい加減にしろ」発言、ネット上で批判

 受動喫煙対策を強化する健康増進法改正案の審議中、参考人のがん患者に自民党の穴見陽一議員(48)が「いいかげんにしろ」などとやじを飛ばした問題で、穴見氏が公益財団法人大分がん研究振興財団の理事を務めていることから、「たちの悪いギャグか何かなのか」などと立場を省みない言動にネット上に批判の声が飛んでいる。

 穴見氏の公式サイトの「プロフィール」の欄に同振興財団の理事を務めていることが明示。同財団のホームページにも穴見氏の名前が明記され、2012年4月に就任したとされている。

 ネット上では「肺がん患者に対して野次を飛ばすような厚労委員会の委員が、がんに関わる財団の理事とは」「この発言をした穴見議員、財団法人大分がん研究振興財団の理事だそうですね。辞めていただきたいものです」「がん研究振興財団の理事をしているような人間ががん患者の訴えに『いい加減にしろ!』とか さっさと議員も理事も辞任しろ!」「がん研究振興財団の理事というのは、たちの悪いギャグか何かなのだろうか。それともがん研究は振興させたいけど、がん患者のことはどうでもいいのかしら」などと批判の声が飛んだ。

 やじがあったのは15日の衆院厚生労働委員会で、日本肺がん患者連絡会代表の長谷川一男さんが、参考人として屋外の喫煙場所の在り方について述べた後だった。穴見氏は21日、「喫煙者を必要以上に差別すべきではないという思いでつぶやいた」とする謝罪のコメントを発表。「不快な思いを与えたとすれば、心からの反省とともに深くおわびする」などと弁明した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス