大阪市長ツイートで学校混乱 「安全確保のため、全て休校にする指示を出した」

 18日に大阪北部を襲った震度6弱の地震で、大阪市の吉村洋文市長が地震後に「安全確保のため、全て休校にする指示を出した」とツイッターで発信し、通常どおり授業を始めていた学校で保護者から問い合わせが相次いでいたことが20日までに分かった。「市長の一方的発信で混乱を招いた」と批判が上がっている。

 地震は児童、生徒が登校し始めていた午前8時前に発生。一斉休校を知らせる市長のツイートは9時20分ごろで、市長は「既に登校している児童生徒は学校で安全確保する」と続けた。だが市教育委員会が各学校に臨時休校を指示するメールを送ったのは、1時間半もたった11時すぎだった。

 市長のツイッター直後から、学校には保護者らから「休校では?」「どうしたらいいか」と問い合わせが殺到。休校の方針を知らない教員らが対応に追われた。

 吉村市長は19日、記者団に「判断は間違っていない。非常時はパニックにさせないようマニュアルを超えた対応も必要。市の危機管理部門や教委、学校との迅速な連携に課題は残った」との見解を示した。大阪市港区の小学校教員は「市長のツイッターで無用の混乱が起きた」と話した。

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