広瀬すず「なつぞら」で20歳初仕事!「新しいスタート」意気込み語った

 来年4月から放送が始まるNHK連続テレビ小説「なつぞら」でヒロインの奥原なつを演じる女優・広瀬すずが20歳の誕生日を迎えた19日、ロケ地の北海道新得町で取材に応じた。十勝の大自然に囲まれながら100作目の朝ドラヒロインを演じる広瀬は、「伸び伸びと演じられれば」と元気いっぱい。20歳の初仕事が「なつぞら」の撮影となり、「すごく幸せ。頑張りたい」と20歳の抱負も語った。

 10代を卒業した広瀬が、北の大地から20歳のスタートを切った。

 バースデーのこの日は夏空広がる快晴…とはいかず曇り空だったが、午前中から午後にかけて、ヒロインの十勝農業高校演劇部員・なつが、演劇コンクールを十勝全体で盛りあげようと、松嶋菜々子(44)演じる養母・富士子に相談するシーンを撮影した。

 「こんなに広い世界で、自然に囲まれながら撮影できるのは、なかなかない機会なので、のびのびとなつを演じたい」。開放感あふれる十勝ロケに抱負の言葉も弾んだ。

 今作は戦争で両親を亡くし、十勝の大自然で育ったなつが高校卒業後に上京し、アニメーターとしてみずみずしい感性を発揮していく姿を描く。撮影は8日から始まっており、6月末まで松嶋、なつの養父・剛男役の俳優・藤木直人(45)らキャストとスタッフ約80人、地元エキストラ約50人、牛約80頭、馬約15頭と共に、北海道での撮影を続ける予定だ。

 カメラが回っていない時間も充実していた。スタッフからサプライズで、20歳の誕生日を祝うケーキが贈られると、笑顔に。「20歳最初の作品が『なつぞら』ですごく幸せ。新しいスタートだと思うので、負けないで皆さんの力を借りながら頑張りたい」と力強く語った。

 大空の下のロケで、共演者との距離感も縮んでいる。松嶋や藤木と、なつとしての時間を重ねつつある広瀬は「距離感や温度などをちゃんと感じられたので、甘えさせていただこうと思っています」と手応え。1996年の朝ドラ「ひまわり」で主演している松嶋は、撮影の合間に朝ドラヒロインとしての経験を広瀬に伝えたといい、「すずちゃん演じるなっちゃんを大きく受け止めていきたい」と“娘”に優しいまなざしを送った。

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