桂三度、桂ちょうば 上方落語若手噺家GPで史上初の同時優勝
上方落語協会が主催するコンテスト「第四回上方落語2018 若手噺家グランプリ」の決勝が19日、大阪市の天満天神繁昌亭で行われ、桂三度(48)と桂ちょうば(39)が同点で史上初の2人同時優勝となった。
三度は「世界のナベアツ」として活躍したのち、11年に桂文枝(74)に弟子入り。落語家転身後、初めて制した賞レースとなった。この日は、新作落語「心と心」で会場を沸かせ、優勝が決まると「ふざけようと思います。ラッキー!」と喜びを爆発させた。
また、今年が最後の挑戦となったちょうばは「最後のチャンスだったんで本当に良かったです」と、安堵(あんど)の様子を見せていた。
同コンテストは入門4年目から18年未満の同協会所属の落語家が対象。在阪テレビ局などのプロデューサーらが審査したが、審査点が同点だったとして、史上初の2人同時優勝となった。