テレ朝社長、ドラマプロデューサーの過労死を「大変重く受け止めている」

 テレビ朝日が29日、都内の同局で定例の社長会見を開いた。2015年2月に同局でドラマを担当していた男性プロデューサーが心不全で死亡したことが長時間労働による過労死だったとして、三田労働基準監督署に労災認定されたことを受け、角南源五社長は「大変重く受け止めております」と語った。

 2014年から17年に長時間労働の是正勧告を3回受けていたことについても「労基署から受けた勧告につきましては、いずれも是正報告をしております」と説明。「現在、全社を挙げて働き方改革に取り組んでおり、健康確保のための措置の強化や、管理職の勤務時間の把握の徹底など、社員および、スタッフの命を守るための対策を一層、進めております」(角南社長)を対策しているとした。

 過労死の事実を、報道まで公表していなかった理由は、「過労死の件につきましてはご遺族の意向もありまして、当社からの積極的な公表は差し控えていました」と説明した。

 男性は13年7月、出張中にホテルで狭心症を発症。一命は取り留めたが脳障害が残ると診断された。三田労基署は、発症前3カ月の残業が月70~130時間だったことを確認、14年10月に労災と認めた。その後男性は心不全で死亡。労基署は長時間労働との因果関係を認め過労死と認定した。

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