女優・安藤サクラ（３２）がヒロイン役を務める次期ＮＨＫ連続テレビ小説「まんぷく」（１０月１日～）の撮影が１日、大阪市の同局で始まった。

　昨年６月に長女を出産した安藤は、育児と両立させての約１０カ月の連日撮影となる。朝ドラ史上初めて、幼い子供を育てながら撮影に臨むが「いま娘と２人で（大阪に）住んでいますが、すごく新鮮で楽しいです。集中とリラックスと睡眠を効率よくできる、生物になれるよう研究中です。必死に楽しく生きようと思います」と笑顔で語った。

　ＮＨＫは安藤起用を契機に局内に職員らも利用できる「キッズスペース」を開設。安藤は「うちの娘のためだけではないですが、すごく立派な施設で、これから色んなことが変わって行くんだなと感動しました」と感謝した。

　今作は朝ドラで一般的なヒロインの子供時代を子役が演じる手法をとらず、初回から安藤が１８歳設定の主人公を演じる。

　撮影途中で会見した安藤は「ついに始まりました。楽しい現場です」と元気にあいさつするも「不安は１８歳…」とヒソヒソ声に。「私は３２歳の子持ちですので悪あがきしてもしょうがない。先に謝ります、すみません！笑ってください！」と賑やかに笑わせた。