乃木坂４６の生駒里奈（２２）が２２日、東京・日本武道館で、卒業コンサートを行った。センターを務めたデビュー曲「ぐるぐるカーテン」から新曲「シンクロニシティ」（２５日発売）まで全２０曲すべてで選抜入りした乃木坂の象徴的存在は「悲しんでんじゃねーぞ。楽しんでいくぞ！」とファン１万２０００人をあおって、２５曲のラスト唱。５月６日の握手会で、２４５１日間のアイドル生活を締めくくる。

　クライマックスでセンター曲「君の名は希望」をパフォーマンス中、苦楽を共にした４２人のメンバー１人１人から、バラの一輪挿しを手渡された主役の瞳に涙がにじんだ。「乃木坂４６が大好きだから入って良かった。みんなに出会えてホントに良かった」。７年間の集大成に、万感の思いがあふれた。

　“乃木坂の顔”の門出を祝おうと、チケットの競争倍率は３０倍に。全国１２８カ所の映画館でライブビューイングが実施され、６万席がわずか５０分で完売となった。

　白石麻衣（２５）は涙声で「生駒ちゃんの未来を応援したい」と約束。卒業後はタレント業や芝居に興味を示している生駒だが、進路について「ファンの人に心の底から楽しんでもらえるエンターテイナーになりたい！」と力強く宣言した。