霜降り明星がytv漫才新人賞優勝 新幹線連結部でもネタ合わせの努力家
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若手芸人の漫才レース「第7回ytv漫才新人賞決定戦」の決勝が25日、大阪市内で行われ結成6年目の「霜降り明星」が優勝した。
粗品(25)とせいや(25)のコンビは「さぼらずやってきてよかった」としみじみ。昨年、有力候補と言われて出場した「M-1グランプリ」は準決勝敗退。落胆は大きかったが、勝負ネタ2本には自信があり、その後も内容を入れ替えながら勝てるネタに作り上げ、この日のレースで使った。
移動の新幹線も一緒に乗り込み、2人席に並ぶか、あるいは連結部でネタ合わせを続けてきた。
賞金100万円を手にし、せいやは「近大の奨学金が少し返せます」と笑顔。粗品は「母の誕生日プレゼントと、あとはギャンブル」とニヤリ。この日も競馬で、あと一歩のところで400万円を逃したと悔しがり、せいやが「賞金の有り難みが薄れる話をすんな」と突っ込んでいた。
一方で3月6日が決勝のひとり芸大会「R-1ぐらんぷり」では粗品(25)が決勝進出、せいや(25)が敗者復活に出場する。粗品(25)は「漫才が基本ですが、ピンでも対決してコンビの看板にはくをつけたい」と意気込んでいた。