林葉直子氏、藤井六段の勝因分析「15歳に見えない落ち着き」と指摘

 元女流棋士の林葉直子さんが19日、フジテレビ系「ノンストップ!」で電話インタビューに応じ、朝日杯将棋オープン戦で羽生善治竜王らを倒し初優勝を飾った藤井聡太六段の強さの秘密を分析した。

 羽生竜王を撃破し、堂々の優勝を飾ったことで、史上初の中学生六段に昇進した藤井六段。林葉さんは「藤井君は将棋の神様が応援してくれたんだと思う」としみじみ。羽生竜王との対戦で勝利し弾みをつけた格好だが、林葉さんは「羽生君は、長い持ち時間で対局する方が慣れている。短い将棋だとペースが狂うんじゃないか」と、持ち時間40分の早指し将棋のため、羽生竜王のペースが乱れたのではと分析。「藤井君は回転が速くて良い手を見つけるのにいい頭脳をしているんじゃないかと思う」と、藤井六段が早指しに向いている脳なのではないかとも語った。

 また、15歳とは思えない落ち着きも勝因ではないかと分析。「15歳なんだよね?でも15歳に見えない。落ち着いているのは確か。相手になめられず(逆に)相手が怖がるから」と、その雰囲気も勝因ではないかと語っていた。

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