鶴さんのブルマが登場「頼んだわよ、みんな」 ドラゴンボール超
昨年11月に大動脈剥離で亡くなった声優の鶴ひろみさんがブルマとして声の出演をしたフジテレビ系アニメ「ドラゴンボール超(スーパー)」が18日、放送された。鶴さんの遺志が感じ取れる内容に共演者も思いをツイートしている。
鶴さんが生前演じていたブルマはドラゴンボールシリーズの主要キャラクターの1人。主人公・孫悟空のライバルであるベジータと結婚している。
この日の放送回では宇宙の存亡をかけた戦い「力の大会」に挑んでいるベジータが強敵ジレンに打ちのめされてしまった。もうろうとする意識の中でベジータは「ベジータ、しっかりしなさい!ベジータ、何してんのよ!ベジータ!!」とブルマの声を思い出し、再びジレンに立ち向かった。続くカットでは「みんな、頑張ってね!」、「頼んだわよ、みんな」というセリフも放送された。エンディングでは「ブルマ 鶴ひろみ」とクレジットされた。
作品上ではベジータや悟空ら仲間たちに向けた言葉になっているが、ピッコロ役の古川登志夫はツイッターに「『みんながんばってね~!頼んだわよ、みんな~!』はブルマでもあり、鶴ちゃんでもあり。。。」と鶴さんとブルマを重ね合わせた思いをつづった。
鶴さんの後任として、今後のドラゴンボールシリーズでは久川綾がブルマ役を担当することが発表されている。