ブルーリボン主演女優賞の新垣結衣、なまはげの激励を「ふと思い出して…」

 東京映画記者会(デイリースポーツなど在京7社で構成)が制定する「第60回ブルーリボン賞」の授賞式が8日、東京・イイノホールで開催され、卓球のミックスダブルスを舞台とした「ミックス。」で主演女優賞を初受賞した新垣結衣(29)は「恩返しできたのがうれしい」と感謝の言葉を述べた。

 黒のドレス姿で登壇した新垣は「背が高いので持ちます」とマイクスタンドからマイクを外した。08年の出世作「恋空」で新人賞を受賞してから10年ぶりの受賞。「10年前に新人賞をいただいてから、二度とこのような、主演女優賞などで立たせてもらうことはないと勝手に思っていた」と感激した。

 壇上では、秋田のなまはげから以前に女優業が人を元気にする素晴らしい職業と力説されたことを思い出した。「鬼のなまはげが『頑張れ』と。それをモットーにずっとやってきたわけではないですけど、ふと思い出して。(今作は)元気を与えられる作品になった。幸せな事だと思っています」と話した。

 来年は同賞の司会に阿部サダヲと共に挑戦する。今回の松山ケンイチ、大竹しのぶの“天然コンビ”からオフの過ごし方を問われ、「お家で午前1時からお酒飲んで音楽を聞いて寝る。休みになると、家の時間が楽しいです。映画はあまり(見る)機会が昔からない。司会をやるので勉強しないと」と、来年の授賞式へ向けて早くも気を引き締めていた。

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