「バリバラ」 セサミとコラボ…発達障害のキャラクターも初登場

 NHK大阪放送局はEテレで11日に放送する「バリバラ×セサミストリート」(後7・00)の概要を6日、発表した。「セサミ-」に登場する自閉症のキャラクター「ジュリア」も日本で初めて登場する。

 「バリバラ」と「セサミ-」がコラボした同番組では「発達障害」を取り上げる。

 アメリカで放送されている子ども向け番組の「セサミ-」は、障害児や移民の子らをキャラクターとしてとり入れ、多様性の大切さやマイノリティーに光を当ててきた。同局関係者によると、「バリバラ」と番組としての親和性が高いこともあり、両番組の制作陣の交流からコラボが実現した。

 番組では「ジュリア」やセサミに登場する「エルモ」が、友達とのコミュニケーションに悩む小学生の女の子を応援。「学校で過ごしやすくなるよう」、特性や思いなどをクラスメートに伝え、互いを理解するきっかけを作っていく。

 番組関係者によると、「ジュリア」の登場に際して、アメリカの制作スタッフも来日し準備にあたった。アメリカでは昨年4月から「ジュリア」がパペットとして登場していたが、コラボにあたって日本の発達障害の専門家も交え、パペットのベースとなる動きを定めていったという。

 番組には発達障害を公表しているモデルで俳優の栗原類も出演し、自身の経験を交えながら「友達とのコミュニケーションの難しさ」を話した。

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