１９８０年代に若年層から熱狂的な支持を受けたニッポン放送「ビートたけしのオールナイトニッポン」が３月３日に５年ぶり、一夜限りの復活を果たすことが５日、同局「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」で発表された。同局の５０周年を記念した企画で、午後６時から８時までの２時間枠となる。

　「ビートたけしのオールナイトニッポン」は漫才ブームの真っ最中である８１年１月１日にスタートし、番組の人気は社会現象、たけしは深夜放送のカリスマとなった。

　東京・有楽町のニッポン放送にはオンエア日である毎週木曜になると全国から弟子入り志願者が殺到。イラストレーターの山藤章二氏、作家の小林信彦氏らも絶賛した。当時の熱心なリスナーからは宮藤官九郎、故ナンシー関さん、爆笑問題、電気グルーヴ、松村邦洋、伊集院光ら日本のエンターテインメントをけん引する才能が数多く誕生している。

　番組は９０年１２月２７日に終了。２０１３年２月にも復活している。

　今回は相方である放送作家・高田文夫氏とのゴールデンコンビで、たけしが現在の思いやこれからの構想を語る他、人気ハガキ企画だった「まぬけなもの２０１８」、「ケーシー高峰２０１８」、「たけしの人生相談」を募集している。

　また、放送当日には番組の前後に「もうすぐビートたけしのオールナイトニッポン」が午後５時５０分から、「ビートたけしのオールナイトニッポン伝説（仮）」が午後８時から９時３０分まで、それぞれ放送される。