激アツカイロ爆売れ ブルブル列島で各メーカーホッカホカ

 1月23日には東京都心で積雪23センチを記録し、25日には東京で48年ぶりに最低気温が氷点下4度となるなど、今冬は全国的に記録的な厳しい寒さとなっている。そんな中、逆にホットな状況となっているのが使い捨てカイロ市場だ。各メーカーが昨年比を大きく上回る売れ行きを示している。

 中でも注目を集めているのが、桐灰化学が昨年9月に新発売した「めっちゃ熱いカイロ!マグマ」だ。寒さが本格化した今年に入って“激アツ”なヒットに。販売価格で従来品より約30円高いにもかかわらず、当初の想定の140%となる70万個が売れている。

 同商品の特徴は「高音即熱」。従来品が最高65度なのに対し、マグマは最高73度、平均も従来より10度高い61度を誇る。本来は屋外作業やゴルフ、スポーツ観戦用に開発された商品という。通常生活にはちょっと熱すぎる気もするが、今年は特別。同社マーケティング部は「主婦や学生さんにも大変好評をいただいているようです」とコメントした。

 同社は他のカイロ商品も、前年比120~130%となっており、「近年は暖冬が続いていたので、久しぶりにいい状況となっています」と、懐が暖まりそうな事態に、ホクホクな様子だった。

 また、ホッカイロを発売する興和もデイリースポーツの取材に「昨年に比べて、好調に推移しています」と回答。特に昨秋から投入した「新ぬくぬく当番」シリーズが売れ行きがいいという。

 カイロ以外でも、冬の定番となったユニクロのヒートテックも売れている。ファーストリテイリングが1月11日に発表した決算サマリーによれば、国内事業で増収増益。「秋冬商品の需要が強く、好調な売上」としている。

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