「名もなき家事」の解決策は子どもの家事参加にあり? 大和ハウスが実態調査発表

 1月25日は「主婦休みの日」。毎日の家事を一手に担うお母さんに休んでもらい、子どもや夫が家事にチャレンジし、家事について家族と考えてほしいという趣旨で2009年から提唱されている。

 大和ハウス(本社・大阪市)はこのほど、働く母親(ワーキングマザー=ワーママ)を対象に「子どもの家事参加」に関する意識と実態についてインターネット調査や訪問調査の結果を発表した。

 調査は昨年10月に20~40代のワーママ500人を対象に行われた。その結果、67%のワーママが子育てにストレスを感じていたが、子どもと家事を一緒にする人は、子どもと一緒に家事をしない人よりも約15%も育児ストレスが軽減されていることが判明した。

 今回の調査で注目されるのは、多くのワーママが家族に認識されない「名もなき家事」に苦しんでいる点だ。脱ぎっぱなしの洋服をハンガーにかけたり、落ちているゴミを拾ったりといった些細(ささい)な作業でも、毎日の積み重ねによって心理的、時間的な負担になる場合がある。負担軽減のためには家族の協力が欠かせない。

 調査では子どもが参加している家事のランキングも発表されており、1位に「食後の食器を運ぶ」と「料理を食卓に並べる」がランクイン。3位に「洗濯物をたたむ」、4位「子どもの部屋の整理整頓」、5位は「料理を作る」と続く。

 「名もなき家事」をワーママが1人で背負ってストレスを抱えるという現実は、こうした子どもの家事参加によって解決できそうだ。

 2児の母でもあるコラムニストの河崎環さんは「『家事をさせる』ではなく、『自立した大人になるきっかけ』として子どもの家事参加を積極的に進めてほしい」と指摘している。

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