女優・川口春奈（２２）が２２日、都内でＢＳ－ＴＢＳのネイチャー紀行番組「川口春奈　アフリカ動物大紀行～水が育んだ命の星～」（３月１８日、後６・００）の完成会見に出席した。昨年１２月に２週間アフリカに滞在し、野生動物や現地の伝統的な生活を今でも送る人たちと肌でふれ合った番組で、川口にとってはドキュメンタリー初挑戦となる。

　実際に南アフリカのサバンナでは「距離的には攻めた」とライオンやゾウなど野生動物にギリギリまで近づき観察。野生動物保護施設では、チーターとふれ合い、ザンビアで昔ながらの伝統的な生活を送る部族を訪ね水くみを手伝うなど同世代の女性と交流した。

　「チーターへの概念は変わった。危険動物の印象だったけど、人と寄り添っていけると思った。水不足は深刻。水がないと死んでしまう。東京で当たり前に使っている生活を少し考えようと思った」などこれまでなかった考えも持った。

　「すごく楽しかった。非現実的で驚かされることばかりで、やったことも刺激的だった。この経験はすぐに女優として生かせるかは難しいけど、こういう環境を知ることができたのは人として良かったと思う」と、貴重な経験は大きな財産となったようだ。

　また今回、多くの動物とふれ合ったことから「自身は肉食か草食か」と問われたが「肉食と草食の中間がいい」と笑顔で答えていた。