エジプト出身の十両大砂嵐（２５）が今月４日、長野県内で追突事故を起こしていた問題について、同じエジプト出身のタレント、フィフィ（４１）が２２日、フジテレビ系の生番組「バイキング」で、「恥ずかしいしあきれる。１回、国に帰って」と、怒りをあらわにした。

　大砂嵐から事情聴取した春日野広報部長によれば、大砂嵐は運転しておらず、夫人が運転していたと主張しているという。日本相撲協会では現役力士の自動車運転を禁じており、大砂嵐は事故を大嶽親方と協会に報告していなかった。大砂嵐は無免許運転だった疑いもある。

　フィフィは「私は同じエジプト人なんで今回の件は…」と残念そうで「大嶽親方って別に何かすごく指導が甘かったとか思ってないんですよ。彼だけ宗教が違うんで、例えば（食事に）豚肉を入れないとか、断食の期間も朝早く日が出る前に起こしてご飯食べさせたりとか、すごくやってくれてた」と説明。

　「これは親方うんぬんじゃなくて、完全に彼の自覚の足りなさだけだと思ってるんですよ。親方っていう立ち位置は父親と同じような立ち位置で皆さん面倒みてらっしゃるじゃないですか。それをあまりにも理解していない」と指摘した。

　「日本で活動しているの（著名人）って、フィフィと大砂嵐しかエジプト人いないわけですよ。何かしてしまえばエジプト人こうじゃんこうじゃん、今回だってアタシのところにツイッターで来るわけですよ。そうやって思われても仕方ない。恥ずかしいし、あきれるし、怒りを通り越して１回、国に帰って」と、同じエジプト人として激しく憤っていた。