小室、100分会見最後に介護への思い「皆さんが幸せに…」

 週刊文春に不倫疑惑を報じられた音楽プロデューサーの小室哲哉(59)が19日、都内で会見を開き引退を表明した。「騒動のけじめ」と話す一方で、お相手と報じられたAさんとの男女関係は否定した。会見の最後には11年にくも膜下出血で倒れ、高次機能障害が残っている妻・KEIKOの介護生活を踏まえ、「何かいい方向に少しでも幸せになる方向で動いてくれたらいいなと心から思っております」と語った。

 約1時間40分に及ぶ会見では、後遺症でKEIKOが高次機能障害を負っていること、メーンではないものの介護と大人の夫婦としての会話が難しくなり「僕も疲れ果ててしまった」ことが約3年前からあったこと、C型肝炎や左耳の耳鳴りなど自身に体調不良があり、耳鳴りは今も残っていることなどを明かした。そうした中で「甘え」からAさんに頼るようになったことを「不徳の致すところ」と反省した。

 「最後にひと言」と自ら申し出て発したのは、日本の介護についてだった。

 「僕、たった一人の人間の言動などで、日本であったり社会が動くとはまったく思っておりませんが、なんとなくですが高齢化社会へ向けてだったりとか、介護の大変さみたいなことであったりとか、社会、時代のストレスであったりとか、少しですけど(自分が)この10年で触れてきたのかなと思っているので、こういったことを発信することで日本も、皆さんも含めて、何かいい方向に少しでも皆さんが幸せになる方向で動いてくれたらいいなと心から思っております」

 TM NETWORKの活動を始めてから約35年。「皆さんに注目していただけるようなことは、もしかしたら今日で最後なのかなと思っています」と表現した会見の最後に、希代の名プロデューサーは「微力ですが、少し、何か響けばいいなと思っております。ありがとうございます」と頭を下げた。

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