大泉洋と塩田武士氏のコラボ小説が本屋大賞ノミネート 大泉「本当に嬉しいです!」

大泉洋(左)と塩田武士氏
大泉洋(右)と塩田武士氏
本屋大賞にノミネートされた「騙し絵の牙」(KADOKAWA)
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 昨年刊行された、俳優・大泉洋(44)を「あてがき」した社会派作家・塩田武士氏の小説「騙し絵の牙」が「2018年本屋大賞」にノミネートされたことが18日、発表され、写真モデルも務めた大泉が「本当に嬉しいです!」と、喜びのコメントを出した。塩田氏は2年連続のノミネート。

 出版界の光と闇を描く「騙し絵の牙」は、塩田氏、版元、芸能事務所、大泉との4者による打ち合わせと試行錯誤の末に誕生。塩田氏の4年間にわたる取材と大泉に関する分析、本人とのディスカッションを経て実現した。巨匠・筒井康隆氏も「巧い。面白い。こういうどんでん返しがあるとは、騙された。」と賛辞を送っている。

 大泉は「『映像化された際に僕が主演できるような小説はない?』と長年尋ねられ続けた編集者がおそらく面倒になって(笑)、『もう私がつくります!』と、塩田さんへ執筆依頼に伺ったことから始まった企画」と、冗談まじりにきっかけを説明。

 「『語り口』やモノマネ(笑)など、塩田さんが私を大研究してくださった上で『あてがき』し生まれた主人公が、社会派の重厚な物語のなかで動き回るという、大変『新しい試み』の小説となりました」と自賛した。

 ノミネートには「本当に嬉しいです!本を開けば演じる大泉洋が頭の中に浮かぶという“主演小説”を『2018年の10作』に選んでいただき、ありがとうございます!」と素直に大喜びだ。

 塩田氏は「『著者は大泉洋さんでしょ』と勘違いされている方が続出していると聞きます……。もうどちらでも良いので、皆さん是非読んでください!」と、こちらもノリノリでコメントしている。

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