高樹沙耶、大麻使用は抜歯の痛みと告白 坂上忍「痛み止め飲めば」と諭す

 今年4月「大麻取締法違反(所持)」で懲役1年、執行猶予3年の有罪判決を受けた女優の高樹沙耶が29日、フジテレビ系「バイキング・ザ・ゴールデン」に出演し、大麻使用のきっかけを告白した。

 現在執行猶予中の高樹は石垣島で営む宿「虹の豆」で、番組MCを務めるタレントの坂上忍のインタビューに応じ、「大麻はもうありません」と言い切った上で、犯した事件を振り返った。

 2016年7月に医療大麻の使用解禁を訴えて参院選に出馬した高樹は、「死を目前にしている傲慢な考えが招いてしまったと考えている」と反省。

 自身の使用については、一緒に石垣島で暮らし、共に逮捕された同居男性が使用していたものを吸引したとした。男性については「相方は一緒に大麻の法改正運動をされていた方」と説明。狭心症を患い、高樹の目の前で「紫色になってチアノーゼになって、死にそうな状態を何度か過ごしている。そういう死を目前とされる方が自分の生存権のために、ご本人が選択なさるならば何も言えないと思った」と大麻の吸引を認めたという。

 当時のやり取りについては、「同居の中で(男性から)“使ってもいいかな”と言われ、“どうぞ”と。その代わり、どこで手に入れたとか、どこに置いたとか私には一切知らせないでくれと伝え、私は許可してしまった」と明かした。

 その後、自身も親知らずを抜いて顔が腫れ上がったことがきっかけで大麻を吸引。「カシューナッツ大の骨を取ったら、痛みが続く日があって、彼も使っていたので、私も政治にまで出て医療大麻をみなさんに伝えたので興味があった。どういうものか試したくて使ってしまったのが使用の理由」と振り返った。

 この言葉に坂上は「普通だったらお薬を頂いて、痛み止めを飲めばいいでしょ」と諭すと、高樹は「医療大麻がたくさんの人を助けるならば、日本でも研究してもらって“使えればいいじゃない”という立場だった。でも日本の法律では絶対にダメ。法律を犯したことはルール違反」と後悔を口にした。

 高樹は「一番、甘かったのは世界の現状というか、危険なものだったらよその国が解禁する訳がない。大麻草の有効利用ばかりが頭の中にあったので、この国でのルールのことを忘れてしまったのが要因。もう大麻の法改正や啓もう活動とか、一線を引かせてもらいます」と話していた。

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