清水良太郎被告、初公判 月に7回吸引も「スポーツで汗をかいて抜けると…」

 10月に覚せい剤取締法違反(使用)容疑で逮捕され、起訴されたタレントの清水良太郎被告(29)の初公判が15日、東京地裁で開かれた。即日結審し、懲役1年6月が求刑された。判決は22日。

 清水被告は起訴事実を素直に認めながらも、自身の薬物依存については「ないと思う」と証言。検察側から「止められなかったんですよね?」と追及され「そういわれると、依存していたと思う」と言い改めるなど、薬物事犯への認識の甘さものぞかせた。

 公判の中で、清水被告は、今年5月に知人に覚せい剤の使用を誘われ使い始め、1カ月に7回ほどガラスパイプをあぶって吸引する方式で使用したことが明らかにされた。10月10日に東京・池袋のホテルで、デリヘル嬢の女性と会い、面前で覚せい剤をあぶり吸引したあと、女性に口移しで気体を吸わせたという。女性が退出後に通報。良太郎被告を任意同行したところに、尿から覚せい剤の陽性反応があり、逮捕に至った。

 入廷した良太郎被告は、黒のスーツにグレーのスリッパを履いていた。顔色は青白かった。 被告人尋問で清水被告は、薬物に手を染めた理由については「芸能界には、薬物を使うことで作詞作曲がはかどるというウワサがあって、興味があった」と語った。

 法廷での良太郎被告は、殊勝に反省の弁を述べながら、証言の節々に自身への甘さも印象づけた。逮捕されたホテルでの一件については「その日で薬物をやめようと思っていた」と話し、通報したデリヘル嬢に対しても「発言や態度から、薬物を使用しているように見えた」と語った。

 自分が薬物常習者として認識しているかを検察側から問われた際には「(現在も)ないです。インターネットなどで、汗をかくことで抜けるといわれていて、自分はスポーツばかりやっていたので、(薬物が)抜けるときにキツいと言われるが、その感覚はないので依存していないと思う」と返答。検察側の追及に証言を変える始末だった。

 その上で、今後、薬物を断ち切る方法を裁判官から聞かれると「検査キットなどがあるので、家族に持ってもらう」と陳述。裁判官から「病院に行って治療するなどは考えていない?」と問われても、「家族と考えます」と答えるにとどめた。

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