読売テレビ「ミヤネ屋」への相撲協会の抗議に「真摯に対応」…双方代理人で協議

 日本相撲協会が元横綱日馬富士の暴行事件を巡り、読売テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」の報道内容に対して抗議文を送ったと公表した件で、同局は12日、同日に抗議文が到着したとして「真摯に対応させていただきます」とした。今後、双方の代理人弁護士で協議を行い、その結果を受けて、正式に対応を決めると説明した。

 相撲協会は11日に、暴行事件を巡って「不十分な取材に基づき事実と異なる内容を放送した」とし、読売テレビに抗議文を送ったことを公表していた。

 同局は、この日に相撲協会側の代理人弁護士名で文書が届いたことを明らかにし、今後、双方の代理人が協議を行うことを説明した。

 関係者によると、相撲協会は同局に「-ミヤネ屋」の報道に対して訂正や謝罪を求めているという。

 相撲協会は、12月1日放送の「-ミヤネ屋」が、日馬富士問題について「貴乃花理事が『暴行事件について八角理事長に言って、その後警察に届けた』と知人に話していた」と証言する池口恵観氏のインタビューを報じ、テロップで「八角理事長に報告した後、警察に被害届け提出か」などと放送したとし、この報道に対し「当協会が暴行の発生を初めて知ったのは鳥取県警からの電話によってである」と説明。貴乃花理事から八角理事長に報告はなかったとしている。

 同協会は9日にも、フジテレビに日馬富士暴行問題に関し、抗議文を送付している。

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