ダビンチの油絵 500億円で落札したのはサウジの王子だった

 米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は6日、巨匠レオナルド・ダビンチがキリストを描いた油絵を11月に美術品としては史上最高額の約4億5千万ドル(約506億円)で落札したのは、サウジアラビアのバデル王子だったと報じた。

 油絵は「サルバトール・ムンディ」(「救世主」、縦約65センチ、横約45センチ)で、1500年ごろに制作された。20枚もない現存するダビンチの絵画のうち唯一の個人所有で、長年行方不明になっていた「幻の作品」。落札者に注目が集まっていた。

 バデル王子は、サウジアラビアの汚職を巡り富豪の王子や閣僚ら約200人の拘束を主導したムハンマド皇太子の友人。

 パリのルーブル美術館の海外別館でアラブ首長国連邦(UAE)にある「ルーブル・アブダビ」は6日、ツイッターで落札された油絵が同館に移送されると明らかにした。移送の経緯は不明だが、ムハンマド皇太子はUAEの王族と親密な関係にあるという。

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