田中麗奈 和服姿で受賞喜び「名誉ある賞を」
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女優の田中麗奈(37)が24日、都内で行われた「第41回山路ふみ子映画賞」の贈呈式に出席した。同賞は日本映画へ貢献した作品・人物などに贈られるもので、田中は主演を務めた「幼な子われらに生まれ」の演技が評価され、女優賞を獲得した。
白の和服で登場した田中は「名誉ある賞をいただき心からうれしく思っております」とあいさつ。子供を抱えて再婚した主婦という難役を演じたが、映画で印象に残っているのは「シャウトシーンです。おなかがパンパンでロックですから。原作にも脚本にも入っていなかった。監督のアイデアで作られました」と振り返った。
田中は同賞新人賞を1998年に「がんばっていきまっしょい」で獲得しており、同作を製作し、今年の同賞映画功労賞を受賞したアルタミラピクチャーズの桝井代表が「田中麗奈さんを久留米からオーディションに引っ張りだしてきたんですよ。われわれが発掘したと大喜びしました」と思い出を明かした。
同作は今年の映画賞にも輝いており、三島有紀子監督(48)は「監督として田中麗奈さんとここに立てることがうれしい」と感激していた。