ペギー葉山さん「しのぶ会」 ヒット曲ゆかりの高知で開催 恩人に1200人感謝

 「南国土佐を後にして」などで知られ、4月に83歳で亡くなった歌手のペギー葉山さんを「しのぶ会」が20日、高知市内で開かれ、約1200人のファンが「高知の大恩人」との別れを惜しんだ。

 ペギーさんと高知の縁の始まりは約60年前。NHK高知放送局のテレビ放送開始記念に生中継で「南国-」を披露したことを機に、毎年高知で開かれる「よさこい全国大会」の審査員長を16年間務めるなどした。しのぶ会では尾崎正直知事が「歌のヒットが高知を全国的な観光地に育ててくれた。大恩人だ」と感謝を述べた。

 「南国-」にまつわる本を出版したノンフィクション作家の門田隆将氏が登壇。「自身も疎開するなど戦争に大きな思いを持つペギーさんが『南国-』という戦争と平和の歌に出合うのは運命だった」と語った。

 ペギーさんに歌詞を提供するなど親交のあったシンガー・ソングライターの小椋佳(73)は「南国-」の他、ペギーさんの代表曲「学生時代」などを熱唱。「最後の最後まで歌手でいらした」と故人への思いを語った。

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