広瀬すず 朝ドラ100作目ヒロイン 99作目「まんぷく」主演より先に発表

 女優・広瀬すず(19)が、NHKの朝ドラ100作目となる2019年度前期連続テレビ小説「夏空」(同年4月スタート)のヒロイン・奥原なつを演じることになり20日、都内で会見した。高度経済成長期に北海道・十勝からアニメーターを目指し上京する少女の成長を描く日本のアニメ創生期の物語で、広瀬は大きな節目の抜てきに「100回目でプレッシャーを感じている」と話しつつ「新しい風を吹かせられるように頑張ります」と意気込んだ。

 沢口靖子、松嶋菜々子ら多くの日本を代表する女優を輩出してきたNHKの朝ドラ。成功が不可欠な100作目のヒロインに選ばれた広瀬は、前日に聞かされたばかりの大役抜てきに「100回目という数字というか存在というか、ちゃんとプレッシャーを感じています」と緊張気味だった。それでも「こんな私に手をさしのべて下さる方々を裏切らず、新しい風を吹かせられるように頑張ります」と力強く誓った。

 国民的番組の節目を飾る作品らしく、朝ドラの王道を行く、オリジナル脚本によるヒロインの成長記。高度経済成長期にヒロイン・奥原なつが十勝からアニメーターを目指し、山あり谷ありの経験を積み、夢に向かう姿を描く。

 ヒロインには、これまで以上に周囲の注目や期待が集まる。そんな事情から、経験ある女優からキャスティングした。「明るいだけでなくいろいろな表情、芝居が要求される。恋愛、学園ものからナイーブな作品まで出演しており、幅広い芝居で対応できる」(磯智明チーフプロデューサー)と、広瀬に白羽の矢が立った。

 高校時代から40代までを演じ、今後イラストを描くレッスンなどで役作りに励む予定だ。広瀬は、以前にチョコCMのイベントで独特なタッチの似顔絵を披露した際に、共演の土屋太鳳から「愛され画伯」と呼ばれたことを明かした上で、実際の絵の腕前について「そんなに自信がないなっていうのが正直なところ。でも美術がもともと好きなので、繊細なものを表現する魅力をもっと知っていけたら」と苦笑いした。

 朝ドラの思い出には「てるてる家族」の石原さとみを挙げた広瀬。「皆さんの朝の一コマに入る、そういう存在になれたら」と、役柄とともに国民的女優に成長する覚悟をみせた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス