朴璐美 13役に仰天 ムーミンの“伝統”継いだ感激「スッ飛んだ」
女優で声優の朴璐美(45)が14日、都内で行われたパペットアニメーション映画「ムーミン谷とウィンターワンダーランド」(12月2日公開)のジャパンプレミアに登場し、大先輩からの伝統を受け継いだことを喜んだ。
朴が所属する演劇集団「円」は、06年に亡くなった女優の岸田今日子さんが設立に参加していた。岸田さんはムーミンの声優としても知られた人物。さらに同じ「円」に所属していた俳優の高木均さんはムーミンパパの声優だった。大先輩が深く関わった作品だけに朴は「作品を受け継いだような気持ちになりました」と感激していた。
しかし、台本を開いた瞬間にそんな感激が「スッ飛んだ」ことも明かした。配役のページには自身の名前がズラリ。ムーミンママ、リトルミイ、ミムラねえさんなど合計13役も当てがわれていた。
声優が同じ作品で複数の役をこなすことは珍しくないが、さすがに13役は異例だ。「(収録の)3、4日前くらいに台本を渡されたんですが、誤植かと思いました。こんなにおったまげたことはないです」と苦笑いだった。
映画は人形を動かしながら撮影するパペットアニメーションシリーズの最新作。主人公のムーミントロールは女優・宮沢りえ(44)が担当している。この日は5役をこなした声優・森川智之(50)、主題歌「ウィンターワンダーランド」を歌うオーストラリア出身の歌手サラ・オレイン(31)も登壇した。