桑田佳祐 東京Dでパワフル唱 男性ソロ歌手初、2度目の5大ドームツアー 

 ソロデビュー30周年を迎えたサザンオールスターズの桑田佳祐(61)が12日、11日に続いて東京ドームで公演を行った。男性ソロアーティストとしては史上初となる2度目の5大ドーム公演のスタート地で、桑田はソロの歴史を濃縮したかのような熱いパフォーマンスを見せた。また、主題歌を担当したNHK連続テレビ小説「ひよっこ」のキャラクターとのコラボも披露し、大みそかの紅白歌合戦出場も予感させた。

 2015年にサザンとして立って以来、ソロとしては02年以来の東京ドームのステージに桑田が燃えた。

 15年ぶり2度目となる5大ドーム公演の初っぱなは、ソロ30年の歴史を濃縮した記念碑となった。ソロデビュー曲の「悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOVE)」では30年前から最新のものまで、約20点の写真を大型モニターに投影。映し出された30、40、50代の姿に2日間で集まった計11万人のファンは大興奮した。

 10年には食道がんの治療のため、キャンセルしたこともあった5大ドーム。桑田は「60はまだまだ若いよな。おいちゃん、おばちゃんこれからもヨロシク。一緒にはしゃいじゃいましょう」と老いをネタにしつつも、「恋人も濡れる街角」、「ひよっこ」の主題歌「若い広場」など、最新アルバム「がらくた」収録曲を中心に全28曲を披露した。

 「若い広場」では特別出演した10年以来の紅白出演をにおわせる演出も。ステージに「ひよっこ」の収録で実際に使用された鳥のキャラクター・イチコが出現し、ダンサーが朝ドラの登場人物風の衣装で踊った。8月24日のNHK「SONGSスペシャル」では「ひよっこ」のヒロイン・有村架純(24)らと共演。9月には同局の上田良一会長からラブコールを受けた。

 この日、3時間近いステージをパワフルに完走した桑田は、横浜アリーナでの年越しライブが決定しているとはいえ、紅白へ向けた絶好のデモンストレーション?となった。

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