はなわ 亡き義父に贈る“泣き歌”書籍版で作家デビュー「天国で読んでほしい」

 タレント・はなわ(41)が私小説「お義父さん」(12月14日発売、KADOKAWA)で、作家デビューすることが4日、分かった。妻・智子さんと長年、音信不通だった義父への思いを歌詞にして、涙を誘うとネットで話題を集めた同名曲の書籍版。歌をきっかけに智子さんと昨年再会した義父は、出版前の先月8日に他界しただけに、はなわは「1番読んでほしかった…」と悔しがった。

 “泣き歌”の感動がジャンルを超えて、出版界にまで広がった。はなわが作詞・作曲した「お義父さん」は、2016年3月に智子さんの誕生日プレゼントとして制作。智子さんが2歳のときに失踪した、義父に向けたメッセージソングに仕上げた。今年3月にYouTubeで公開すると、20日間で100万回再生を突破。5月にはCD発売されたが、書籍化にまで行きついた。

 4月末に出版社からオファーが届いたはなわは、「初めての経験で、書けるわけないと悩んだ」というが、7月から執筆活動をスタート。はなわが智子さんと共に、昨年5月に義父と初対面したときのエピソードはもちろん、はなわ夫妻のなれ初めや、息子3人の誕生についても盛り込んだ。

 「ウソが嫌だったので、実話にしたくて、過去の記憶を思い出すのが大変でした。嫁や友達に聞いたりもして。プロポーズの話も書きましたが、嫌がる可能性があったので嫁には話さず、そこはダマテンでいきました」。晴れの作家デビューに隠された、“生みの苦しみ”を告白した。

 初著書の完成を待たずして、がん闘病中だった義父が先月亡くなった。告別式後の食事の席で親戚からリクエストされ、「お義父さん」を涙で“追悼唱”したはなわ。「書き終わる2週間ぐらい前で…。お義父さんも『読みたいな』と言ってくれてたので、心残りです。お義父さんへの手紙のような本。天国で読んでほしいです」と義理の息子として、“最後の親孝行”となることを願っていた。

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