葵わかな 笑顔筋鍛えてます!「わろてんか」でお茶の間に朝の癒やし届ける19歳

 ヒロイン・てんを演じる葵わかな
 駆け落ちした藤吉(松坂桃李=左)と笑い合うてん(葵)
2枚

 女優の葵わかな(19)が、主演を務めるNHK連続テレビ小説「わろてんか」(総合、前8・00、月~土)でお茶の間に笑顔を届けている。23日から始まる第4週「始末屋のごりょんさん」では、のちにパートナーとなる藤吉(松坂桃李)の実家に駆け落ちしたヒロイン・てんが、藤吉の許嫁(いいなずけ)と激突。大阪で1人暮らしをしながら「お笑い」と「笑顔」の修行を積むヒロインの素顔に迫った。

 「あはは」「うふふ」とカラフルに笑う葵が、朝の癒やしとなっている。

 「お笑い」をビジネスに変えた吉本興業創業者の吉本せいさんをモデルにしたヒロイン・藤岡てんの半生記。“笑顔”を鍛えるところから役作りは始まった。

 台本のト書きには「包むような笑い」「鈴の音のように笑う」「あははは」などバリエーション豊かな笑いが並ぶ。根はネガティブで笑う方ではないと自己分析する葵だけに、撮影中は“顔面ストレッチ”を心がけているという。

 「表情的に、どれだけ顔を大きく使って笑えるかってことに挑戦してます。いかに顔全体を使えるか。日々のほぐしのおかげなのか、すぐにニカッって笑えるようになったと思います。表情筋?笑顔筋?を鍛えてますね」

 出演者には藤井隆(45)や兵動大樹(47)ら実際の芸人も多く、現場には笑いが絶えない。思わず「笑い疲れたぁ」と声をあげると、てんが駆け落ちする北村藤吉役の松坂桃李(29)から「笑い疲れられるなんて幸せなことじゃないか」とほほ笑みかけられた。「本当にそうだな、と思いますね」と忙しいながらも楽しい日々を送っている。

 撮影前には、寄席の空気感を知るため、大阪の「天満天神繁昌亭」「なんばグランド花月」、東京の「新宿末廣亭」をお忍び訪問。現役の慶大生らしく、寄席の時代背景を本でも勉強してきた。

 3度目の朝ドラオーディションで2378人から抜てきされ、大阪で初めての1人暮らしを経験中。前回、NHK大阪放送局制作だった朝ドラ「べっぴんさん」のヒロイン・芳根京子(20)とは、ドラマ「表参道高校合唱部!」(15年放送)で親友役を演じており「ヒロインに決まったタイミングで声をかけてくれたときがあって」と明かす。

 「でも…」と少しだけ笑いながら、「深い話とかヒロインとは何か?とか、そういうことではなくて、近くにあるおいしいお店とか、普段こういうものを食べてたとか、そういう話をしました」。

 長丁場の撮影では、食事による体調管理が不可欠。かつて合唱部の同級生だった“先輩”から金言を受け、自炊をするようになった。週末に和食を作り置き、野菜を摂るようにしているという。「夏は夏バテしないように、夏野菜のカボチャやナスの煮物や炒め物。秋になってからはキノコを入れた炊き込みご飯とか」と旬の幸を取り入れるのが、こだわりだ。

 郵便物の名前が阪神タイガースの選手名になっていたり、都合のよい展開をナレーションが自虐的に突っ込んだり…にくい演出も話題のドラマは、来年3月末まで続く。「自分らしく役を全うできたらなと思います」。将来性豊かな19歳が、大阪弁で「笑ってください」を意味するタイトルを体現していく。

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