自公大勝 過半数上回る 安倍首相の当選確実速報に昭恵夫人 満面の笑み

 第48回衆院選の投票が22日、全国の投票所で行われた。4年9カ月にわたる安倍政権の信を問う今回の選挙。自民党は単独で過半数を上回り、自公で絶対安定多数を確保。改憲勢力も衆院の3分の2になった。立憲民主党は躍進したが、希望の党の支持は伸び悩んだ。共同通信による推定投票率は53・83%。2014年の前回衆院選(小選挙区52・66%、比例代表52・65%)から1ポイント程度上回った。期日前投票(小選挙区)の最終投票者数は2137万8387人で、前回衆院選から62・54%増加した。

 自民党は定数465の過半数(233以上)となり、安倍政権の継続が確実な情勢となった。公明党と合わせた連立与党で国会運営を主導できる絶対安定多数(261)を確保した。安倍首相は衆院選結果について「まだまだ厳しい視線があると認識しながら、勝利に対して謙虚に向き合う」と述べた。

 安倍晋三首相(自民党総裁)は11月1日にも特別国会で第98代首相に指名され、第4次安倍内閣が発足する運びだ。

 安倍首相地元・下関市の事務所では安倍首相の当選確実の速報が伝えられると、不在の首相に代わり、昭恵夫人が拍手の中で満面の笑みを浮かべ、支持者の万歳三唱に深々と頭を下げた。森友問題には触れず、「これからも主人は国のために全力で頑張っていくと思う」とあいさつした。

 首相は、来日するトランプ米大統領と11月6日にも会談し、選挙戦で訴えた北朝鮮圧力の強化に向けて連携を確認する。

 希望の党は伸び悩んだ。立憲民主党は躍進した。今回は計1180人が立候補し、計465議席(小選挙区289、比例代表176)を争った。選挙権年齢が「18歳以上」へ引き下げられてから初の衆院選。定数は10削減され戦後最少となった。

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