吉本新喜劇座長の小籔千豊（４４）率いるバンド「吉本新喜劇ィズ」が２１日、大阪市内で１１月１日のＣＤデビューを前に新曲初披露ライブを開催し、今年２月に亡くなった吉本新喜劇の中山美保さんを悼む新曲などを披露した。

　この日は、ＣＤに収録曲でミュージシャンで作家の尾崎世界観（３２）が提供した「マドンナ」など全１２曲を熱唱。同曲には中山さんへの思いが込められており、同バンドのボーカル・宇都宮まき（３５）らが尾崎に中山さんとのエピソードを伝える形で曲を作ってもらったという。

　宇都宮は「美保姉さんに捧げます」と歌い始めると、間奏中には「美保姉さんの笑い声かわいらしくて大好きでした。今もたくさん笑っていますように」と思いを語った。

　他にも、故島木譲二さんを歌った「アイ　ラブ　ジョージ！」、故井上竜夫さんをイメージした「ＴＡＴＳＵ－Ｇ」など新喜劇の大先輩を悼んだ新曲も披露した。

　また、メンバー紹介ではドラムの小籔がソロを止めず、宇都宮からビンタを食らうなどトランペッター・日野皓正氏の“ビンタ騒動”を彷彿させるなど、演出面でも約１００人のファンを湧かせた。