上西議員 タレント活動本格化へ 「勝てないから」衆院選不出馬
無所属の上西小百合衆院議員(34)が、今秋から大手芸能事務所に所属し、タレント活動を本格化させることが25日、分かった。
上西氏はこの日、東京・永田町で会見を行い、改めて次期衆議院議員選挙への不出馬を発表。理由を「勝てないからです」と説明した。「選挙は来年5月ごろだと想定していた。私の戦略ミスです」と、10月22日投開票となった衆院選への準備不足の悔恨も口にした。
タレント転身については、あくまで政治活動を続けるとしながらも「テレビが嫌いなわけではないですし、テレビ局に行くのも好きですから」と意欲的。この日の会見でも自ら武器として挙げた「偶然得た発信力と存在感」にさらなる磨きをかける思いを口にした。
関係者によると、すでに上西氏の元には複数の大手芸能事務所からのオファーが届いており、10月中旬には所属先を発表する予定。
また、解散後は議員ではなくなるため、経費節減などのため、大阪の議員事務所はいったん閉鎖し、活動の基盤を東京に移す可能性が高いという。