西田敏行「首が回りませんので…」体を張って映画PR 昨年に頸椎亜脱臼
北野武が監督、脚本、編集を務め出演もしている映画「アウトレイジ 最終章」(10月7日公開)のジャパンプレミアが25日、東京・千代田区のイイノホールで行われた。昨年、頸椎の亜脱臼と胆のうの摘出手術を受けた西野役の西田敏行も出席し、あいさつしたが「(映画の中で)首が回りませんので、体ごと回っております。そういうところも楽しんでいただければ」と体を張ってアピールした。
北野監督以下、大杉漣、大森南朋ら出演者13人のトップを切ってあいさつした。「今日おいでのお客さまは抽選で当たられた。そしてタダで映画をご覧になられる大変の運のいい方です。ご覧になったらぜひぜひ面白かった映画だよと、ほかの見ていない人に喧伝する、宣伝する義務が生ずるわけです。ぜひ、よろしくお願いいたします」とジョークも交えて観衆の笑いも誘った。
出演できたこと自体を「感慨無量」と表現した。「私も頸椎を亜脱臼という形で、病院で手術をしたり、胆のうをとらなきゃいけなくなったり、4カ月の入院を余儀なくされて、退院したての時にお話がありまして、最終章に出演することができました」と、病み上がりでの撮影で、脳出血を経験している塩見三省ともども「初日はみんなに抱えられながら撮影し、初日を迎えた時の何ともいえない喜びですね。北野監督に支えられて、本当にお気遣いいただいて」と北野監督以下、スタッフ、関係者に感謝していた。ただ、北野監督からは「西田さんのアドリブには困りました」と“暴露”されていた。