桂きん枝 2019年春に「四代 桂小文枝」を襲名へ 「師匠に近づけるように」

 落語家の桂きん枝(66)が4日、大阪市内で会見を行い、2019年春に「四代 桂小文枝」を襲名すると発表した。師匠の名を襲名することに「一歩一歩、師匠に近づけるように頑張りたい」と決意を語った。

 小文枝の名は、きん枝の師匠の5代目桂文枝さんが長く使っており、一門にとっての大きな名跡。襲名の話が浮上したのは3年ほど前だった。きん枝は「荷が重い」と慎重な考えだったというが、周囲の説得を受け襲名を決断したという。周囲からは「きん枝君の小文枝を作ったらいい」と背中を押されたといい、「70(歳)近いので何年頑張れるか分かりませんが、師匠に近づけるように頑張りたい」と話した。

 この日の会見には、兄弟子の桂文枝(74)も同席した。一門から破門された経験を持つきん枝について「はっきり言って問題児」とキッパリ。一方で、き人望が厚く、上方落語協会の副会長としても活動しているきん枝を評価。「(襲名は)きん枝が賞を取って箔を付けてからと言っていたんですが…」と話すと、「(今回の襲名は)功労賞だと思っています」と弟弟子にエールを送った。

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