桂文枝 新演芸場の名前は「神戸新開地・喜楽館」 開業の際はイチローからお花を

来夏開業予定の寄席の起工式で、名称が「神戸新開地・喜楽館」に決まったことを発表した桂文枝(左から2人目)=神戸市兵庫区
来夏開業予定の寄席の起工式で、名称が「神戸新開地・喜楽館」に決まったことを発表した桂文枝(左から2人目)=神戸市兵庫区
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 上方落語協会の桂文枝会長(74)が16日、神戸・新開地で来夏開業予定の演芸場の起工式に出席し、名称が「神戸新開地・喜楽館」に決定したと発表した。

 喜劇王と呼ばれた俳優チャールズ・チャップリンが戦前に訪れた「喜劇の街」であることなどから「多くの人々に喜び楽しんでほしい」との願いを込めた。文枝は、落語定席だけでなく他ジャンルとのコラボイベントの計画も明かし、将棋の藤井聡太四段(15)にも出演を呼びかけた。

 かつて日本有数の歓楽街だった賑わいの復活を願う、地元の熱意に心を動かされて3年。幾多の障壁を乗り越えての起工式に、文枝は「ついに、この日を迎えることができ、感無量です」としみじみと語った。

 名称の「喜楽館」は、公募で集まった1046通に基づき選定。文枝は、「喜劇」の「喜」に、「落語」の「らく」を「楽」と表し、昭和時代に同所で賑わった劇場「聚楽館」の「館」を取り入れたことを説明し「多くの人が喜び楽しめる館に」と願った。

 文枝は「僕は将棋が大好きで、神戸は谷川(浩司)九段の故郷でもあり、ぜひご協力をいただき、そこに藤井四段も来ていただければ」と将棋イベントも計画にあることを明かした。「開業の際にはイチロー選手からお花をいただけないか、お願いしてみる」とも。

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