タレントの友近（４４）が映画「嘘八百」（来年１月公開）で俳優の佐々木蔵之介（４９）と夫婦役を演じることが１５日、分かった。最後の独身大物俳優と言われる佐々木と、吉本が２０１０年に開催した女性芸人の「べっぴんランキング」で１位に輝いた友近が、浪速の夫婦像を体現。最近は、女性芸人がＣＭやドラマ、映画などに引っ張りだこで、イケメン俳優と共演する“モテ現象”を巻き起こしており、今作でも異色コンビの掛け合いに注目だ。

　映画は、佐々木と俳優の中井貴一（５５）がダブル主演し、大阪・堺を舞台に腕利きの古物商と陶芸家が活躍するコメディー。友近は佐々木演じる、腕はいいが落ちぶれた陶芸家の妻を演じる。

　関係者が「友近さんが結婚したら、こんな奥さんになるんじゃないかと思わせる、情の深い姉御肌な役」と説明するように、暗くなりがちな家庭を明るく支える肝っ玉母さんの役どころ。京都出身の佐々木と絶妙な空気感を“醸造”し、現場でもお似合い夫婦と好評だったという。

　女性芸人の女優進出が目立ち、友近は代表格の１人。放送中のＴＢＳ系ドラマ「カンナさーん！」に主演し、要潤（３６）と夫婦役の渡辺直美（２９）は、アフラックのＣＭでも西島秀俊（４６）と幸せな家庭を築いている。ブルゾンちえみ（２７）はＮＴＴドコモのＣＭで堤真一（５３）を魅了。山崎静代（３８）はＮＨＫ連続テレビ小説「ひよっこ」で峯田和伸（３９）と夫婦役だ。

　最後の独身大物俳優と呼ばれる佐々木と“結婚”した友近は「最高に心地いい現場でした！夫婦の関係性をどう見せるかですごく作品と役と蔵之介さんと向き合うことができました」と夢の時間を満喫。「蔵之介さんとは、このまま夫婦としてやっていけるんじゃないかと思います…バカ言ってる！！」とニヤけるほど、手応えを感じている。