歌手の長渕剛（６０）が１５日、都内のスタジオで、２２日に開催する日本武道館ライブの公開リハーサルを行った。『８・２２』は２００４年に鹿児島県桜島で、１５年に富士山麓で、オールナイトライブを行ったメモリアルデー。「レコーディング作業で、ライブスケジュールを押さえるのを忘れてて。花火が打ち上がらねぇと、ダメ元で（会場に）当たったら、たまたま空いてて」と“運命の巡り合わせ”に感謝した。

　５年ぶりの新アルバム「ＢＬＡＣＫ　ＴＲＡＩＮ」（１６日発売）の収録曲と、ライブの定番曲「泣いてチンピラ」を、報道陣のカメラの至近距離で披露。バックバンドのメンバーに視線を向けて鼓舞するなど、本番さながらの熱を込め、「稽古で本気。本ちゃん（本番）はリラックス」とポリシーを明かした。

　異例の公開リハを終えると、取り囲んだ記者に対して「メモを置いて一緒にグルーブして、感じたことを書いて欲しかったんだよ」とおどけ節。３年ぶりの武道館公演に向けて、「演出は何もない。人間と人間のぶつかり合いだから。僕のステージはアスリートのジャンルに入るのかな」と気合を入れていた。