尾野真千子、号泣舞台あいさつ「なんて日だ」

 女優の尾野真千子(35)が24日、都内で行われた主演映画「いつまた、君と~何日君再来~」の初日舞台あいさつに企画・共演した向井理(35)と出席。スタンディングオベーションで出迎えられると、尾野は「感無量です」と号泣した。

 上映後の舞台あいさつに登場すると、観客が総立ちで出迎えた。「尾野さ~ん」とかけ声がかかり、拍手が鳴り止まない光景に尾野は「感無量です。こんな経験初めてだったので…。座って下さい。こうやってご褒美をもらえたことがうれしいです。(涙が)ちょちょぎれとります」と涙声で語り、白いハンカチで何度も瞳を拭った。

 終盤には夫婦役を演じた向井からサプライズで花束を贈呈され、労いの言葉を掛けられると再び号泣。花束で顔を隠しながら、「きょうは、なんて日だ」と涙を流し続けた。

 今作は向井の祖母・芦村朋子さんの半生記をつづった家族の物語。映画化熱望から7年の歳月をかけて企画した意欲作の旅立ちとなった。向井は「隣で号泣されると冷静になる」と笑みを浮かべながら、観客の温かな反応には、「感無量です。役者冥利に尽きます」と喜びをかみしめていた。

 昨年2月に撮影した作品は、13日に肺腺がんで亡くなった野際陽子さんの遺作映画となった。尾野は朋子さんの過去、野際さんは現代パートを演じた。

 共演した女優の岸本加世子(56)は「野際さんの映画の遺作に参加できて光栄です。去年の2月も、とってもお元気で。監督も『もう少し弱った感じを出して』と言うくらい元気でした。私にとって宝物になりました」と話していた。

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