フジ「ワイドナ」の誤用問題で謝罪「確認不足」 ジブリは静観コメント

 28日に放送されたフジテレビ系「ワイドナショー」で、スタジオジブリの宮崎駿監督が発言したものとして紹介された“引退宣言集”が、ツイッターユーザーが創作したものだった、とネット上で騒動になったことを受け、フジテレビは29日、確認を怠って使用した“誤用”だったことを認め、公式ホームページで謝罪文を掲載。デイリースポーツの取材に対し、ミスが起きた経緯について「情報の確認不足」と説明した。

 フジテレビは一般人のネタツイートを引用したかについては「制作過程の詳細は控えさせていただきます」、再発防止に向けては「チェック体制を強化する」と回答。来週以降、番組内での謝罪や対応については「検討中」とした。

 一方、スタジオジブリはデイリーの取材に対し、今回の問題について「うちの方から言うことはないです」と大人の対応。“引退宣言集”が合っているのか、ウソなのかについても「それも含めて言うことはないです」と静観のコメントを出した。

 フジは29日夕、公式HPで「お詫び」と題した謝罪文を掲載。「2017年5月28日(日)10:00~11:15放送の『ワイドナショー』において『宮崎駿“引退撤回”新作長編アニメ始動!』という内容を放送いたしました。その中で宮崎駿氏の過去の引退に関わる発言としてフリップで紹介した内容が、実際には宮崎駿氏の発言ではなかったことが分かりました。真偽を確認しないまま放送に至り、宮崎駿氏並びに関係者の皆様、視聴者の皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪を掲載した。

 28日の番組では、宮崎監督が引退宣言を撤回した話題を取り上げた際、進行役の東野幸治が「これちょっとおもしろいですよ、引退宣言集」と笑いながら、ネタをふり、佐々木恭子アナウンサーが「これまで11回長編作品を監督してきてるんですね。そのうち7回引退宣言なさってるんです」フリップを手に紹介。松本人志が「不死鳥やなあ」と笑い、出演者やスタッフから爆笑が起こった。

 フリップには「1986年 天空の城ラピュタ『人生で最高に引退したい気分』」などと7作品での“引退宣言集”が書かれており、佐々木アナが一つずつ読み上げていた。

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