柳生博 80歳でも人生初の舞台あいさつ 映画で「涙がぼろぼろ出た」と感動

映画「オリーブの樹は呼んでいる」のイベントで舞台あいさつした柳生博=東京・シネスイッチ銀座
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 俳優で日本野鳥の会会長の柳生博(80)が26日、都内で映画「オリーブの樹は呼んでいる」(公開中)のイベントにトークゲストとして登場し、人生初の舞台あいさつをした。

 映画はスペインに住む20歳のアルマが、祖父のために父が売ってしまった樹齢2000年のオリーブの木を取り戻そうとドイツへ旅に出るという物語。柳生自身も70年代末から八ヶ岳の自然の中での暮らしを実践しているだけに「久しぶりに芯から共感した。涙がぼろぼろ出た」と感動を隠さなかった。 

 柳生は映画に登場するオリーブを「何十代になるんだろう。全部の枝に手が入れてあるんですよ」と絶賛。そのうえで「1日半習ったら、オリーブ農家になれるかもしれない」と願望も口にした。

 柳生は自然の素晴らしさを維持するため「おじいちゃんから『野良仕事をしなさい』とよく言われた」と明かした。八ヶ岳の生活も野良仕事をこなし、午後3時からワインという生活だという。雑木林が姿を消し、人工林が増えて行く日本現状に警鐘を鳴らすよう、締めのあいさつで「確かな未来は懐かしい風景の中にあります」と訴えた。

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