弁護士事務所脅迫のNHK職員に有罪
京都市内の弁護士事務所に「殺す」などと電話をかけたとして、脅迫罪に問われたNHK大津放送局の技術担当職員の男(52)に、京都地裁(中川綾子裁判官)は27日、懲役1年、執行猶予4年(求刑懲役1年)の判決を言い渡した。NHKは同日、男を5月8日付で諭旨免職の懲戒処分にするとした。
判決によると、昨年9月29日、男の元妻の代理人を務めていた弁護士の事務所に電話をかけ、事務員に対し「おまえら、俺が責任もって殺すからな」などと怒鳴った。検察側は、離婚後に娘との面会に制限を加えられたと感じ、腹を立てたと指摘していた。
NHKは「誠に遺憾なことであり、厳しく対処した」とコメントした。