吉本興業とＮＴＴぷららの２社が共同で提供し、関西の放送局が制作したお笑い番組や吉本の劇場公演がスマートフォンなどで視聴できる映像配信サービス「大阪チャンネル」が２５日より開始され、同日、大阪市のなんばグランド花月（ＮＧＫ）で会見が行われた。同サービスでは、ＭＢＳ「モーレツ！！しごき教室」など、往年の人気番組がリバイバル版として“復活”。放送済みのバラエティー番組なども見られる。“本場”大阪発の笑いが、全国のファンを喜ばせそうだ。

　コテコテの番組が日本中を席巻する！？「大阪チャンネル」は在阪民放局などが大阪・関西独自のカルチャーを全国に発信する、月額４８０円で見放題の映像配信サービス。ダウンタウン・松本人志（５３）らが出演するＡＢＣ「松本家の休日」など、これまでに放送された番組の一部をアーカイブ公開するほか、地上波放送後の一部番組の見逃し配信も行う。

　関西エリアではおなじみだった「－しごき教室」、テレビ大阪「吉本超合金」など、過去の人気番組を人気芸人らによって、現代版にリバイバルしたオリジナル番組も６月から順次配信される。

　吉本興業の大崎洋社長（６３）は「関西の番組はクールジャパンのコンテンツ。日本中に、僕たち関西が誇れるコンテンツを届けたい」と意気込み、「（誘致する）大阪万博も含め、大阪の活性化の一助になれば」とアピールした。

　同チャンネルでは、ＮＧＫの公演やＮＭＢ４８のライブなども配信予定。月１００～２００本のコンテンツを追加していくという。

　また、女性お笑いコンビ・尼神インターと、ゆりやんレトリィバァ（２６）が同チャンネルの専属アナウンサーに就任することも発表された。この日はＭＢＳの玉巻映美アナウンサー（２４）ら在阪民放各局の美人女子アナが勢ぞろいしたが、尼神の誠子（２８）は「私の方が女子アナとしてのレベルが高いと思うので、絶対に玉巻には負けないです」と名前を挙げて挑発した。